-theme-

  • ◆オーガニックアロマの不思議
  • ◆オーガニックアロマの抽出方法
  • ◆九州の自然とオーガニックアロマ
  • ◆その他

プレリュード ー アロマの不思議1

2019.3.8

ネロリの花

太古より、人や動物が生きる多くの場所には緑あふれる豊かな自然がありました。

新鮮な空気や心とからだを癒す木々や草花の香り。
それらが単にイメージではなく、植物の生命活動の中で植物自身が造り出した物質であることが分かり始めたのは、ほんの百年ほど前のこと。そして、H(水素)、O(酸素)、C(炭素)という最も単純な原子の組み合わせから成るそれらの物質を、近年人々は石炭や石油から化学的に合成して作り始めました。
巷にあふれるローズの香りやラベンダーの香りとうたわれているものなどがそうしたものです。

けれども果たして、それらは本当に植物自身が作り出すものと同じなのでしょうか?

人や動物はその種が生まれたときから、栄養はもちろんのこと、生きるための力を植物に頼ってきました。とくに人々はその中でも、傷や病気を癒す力を植物の香りにいち早く発見して、数千年の歴史の中で、その香りを利用してきたのです。

長い歴史を持つその利用方法の中にこそ、植物の香りを活かして人と植物が調和した世界を未来につなぐ道があるのでは、、、

このブログは、今では合成香料に押されて、わずかに精油(エッセンシャルオイル)という形でのみ知られることの少なくなった本来の植物の香りを、伝統に少し改良を加えた抽出方法も併せて、探求していきたいと思うものです。